バチャータ日記

- My Body Doesn't Roll !! -

Workshop

 

一体なにかを書けばいいのやら。

 

私の住んでる街のバチャータインストラクター達の多くが師事していたかつてインストラクターが来ていたのでそのワークショップにでてきました。いま脂ののってるインストラクターが教えてるムーブの基礎は、この人が5年以上前に開発して教えたなんて、本当か大げさかわからない噂が飛び交っていました。私はこの手のイベントには基本的にでないのですが、Venue C がお休みなのと、勧める人が多いのと、仕事が早めに片付いた事などが重なって行くことにしました。

 

三時間のワークショップにでしたが、実りの多い内容でした。単純にフットワークやルーチーンに終始するものではなく、最初はバチャータの成り立ちから、楽器の種類のブレイクダウン、それぞれの楽器に合わせてステップ、感情をのせることがベーシックステップにどのような影響を及ぼすか、といった内容が導入でした。バチャータというダンスがどういうものか知らねば、バチャータは踊れない。青色がどんなものかを知らずに画家にはなれない、と言っていたのが印象的でした。

あとは、導入のときに、すごいドミニカンのステップをみせてくれましたが、昔にこんなものをみんなに教えてしまったのが間違いだった、自分も若かったので将来なにが起こるのか見通せなかったと言ってました。ステップばかりフォーカスして、音楽を聴かず、つまり魂をこめずに踊る人が増えてしまったことを嘆いてましたね。

ちょうどベーシックをやり直したい思っていた矢先だったのですが、タイムリーに、ベーシックステップではないのですが、さらにその下の層の超ファンダメンタルな部分を、かなり時間をかけて実地を踏まえながら教えてもらいました。

 

私がバチャータが好きなのは、やっぱり音楽にのせてムーブを選んでいける幅が広いからなんだと実感。私のサルサ好きがあるレベルで止まってしまったのは、私の中ではどうやって音楽と踊りを一体化させるのかが見えなかったからという点が大きいです。サルサを極めてきた方は音楽との一体化までできたのだろうから、そのような方がこれを見たら怒られそうですが。。そこは人によるということでお許しを。いや、サルサも、結構好きなんですけどね。

 

バチャータがどうやってドミニカという国や人々の生活を変えて、そしてドミニカ人がどのようにバチャータを変えてきたのか、という話は歴史を感じ興味深々に聞いてしまいました。いつもは踊ってるだけですからね。自分が好きなもこのことを、知識としてより深く知れるのは楽しかった。私が好きなものは、こういうものだった、といろんな発見がありました。大体の知識は今の時代Wikipedianなりにでも載っているのてますが、ドミニカ人から、そしてバチャータの第一人者から聞く話は一味も二味も違いました。

 

今回の発見はなかなか言語化が難しいのですが、願わくば、私のこれからのダンスに生きてくるとよいな。